2013.12.30 Mon
キッズプラザでの演奏 終わりました♪
今年は キッズプラザさんでのサンタ村、というイベントの第7日に参加させてもらいました。
このような可愛いポスターを作ってもらいました。サンタ村の音楽会、という1日の設定です。
1部「おしゃべりな楽器たち」は、キッズプラザの方がラップの芯を使って カズーを作ってくださいます。
それで 「おもちゃのマーチ」や「森のくまさん」を歌い、私の持っている色々な笛
貝笛?スライドホイッスル、ベビーフルート、インドの自転車の笛、トレインホイッスルの紹介。
そして、擬音をつかった絵本の朗読に私が音をつけました。
ほんとに、こんなワークショップコンサート?をいろいろなところでできたらいいなあと思いました。
ゆっくり考えてみようかなん^^
第二部「星降る夜の願い事」 まず私のミニコンサート、オルゴール、そしてスタッフの方が作って下さった
たくさんの指鈴。を使ってアイルランドのダンス音楽「KESH JIG」で簡単なダンス!♪
指鈴つくりは 大変な作業だったと思います。私の子供は家に持って帰ってクリスマスツリーに飾っていましたヨ♪
ともだちの Eっちゃんが撮ってくれた写真。ほんとに、この日は色んな人が都合をつけて来てくれました。ありがとうございました!♪
そのひとりが この日会うのが2回目というEっちゃん。
小さい時スノーマンのお人形を大切にしていたというEっちゃんです。なにかつながりを感じますね。
プレゼントをくれて あけたらスノーマンの絵のチョコレートだったので おお!と思いました^^
さあ、そしていよいよ第3部は「雪の日の魔法」影絵と音楽の「スノーマン」です。
来て下さった方方の撮ってくれた写真をどうぞ。第3部は、キーボードとバイオリンのひろせ一葉さんと、
影絵の川崎文恵さんもいっしょです。
スノーマンのダンスのシーン。
おうちのなかで遊ぶシーン。
*************************************
この「スノーマン」の公演には 特別な思いいれがあります。
5年前に初演しました。その時から現在までの、追想。。長くなりそうです。
でも私にとっては軸となるようなストーリーでした。
多分、5年くらい前にスノーマン、のアニメーションをたまたま見て、心の深い部分を揺さぶられました。
その時 たまたま「うちで演奏して下さいよ」と声をかけてくいださっていた
お店があったので、スノーマンのアニメーションを見たあとすぐ、3ヶ月後くらいにそこでやらせてもらうことに決めてしまいました。
1度一緒にコンサートをしてもらったことのある ある役者さん、かおさんに歌、語りと、中学校の時、同じ美術部だった川崎さんに 突然影絵の制作を
お願いして・・。
その頃、私は BGMの演奏ではない演奏を始めたばかりの頃で、影絵を作ってもらうのにどれだけ時間がかかるのか、
音楽と語り、歌、芝居をあわせるのにどれだけ練習が必要なのか、またオーケストレーションで演奏されているスノーマンのピアノ譜を
アレンジしてアコーディオンとおもちゃ楽器にアレンジする、という練習がどれだけ必要か 全く把握できていませんでした。
川崎さんもかおさんも大変だったと思います。でも誠実な2人は、できるだけの事を尽くして本番に間に合わせてくれました。
私の演奏は 2週間前になっても形を成さず、本当に逃げ隠れしたいと思った演奏は今までの人生で、この時がピカイチの一番です。
小さかったソラがまつわりつき 心は矢のように焦っているのに思うように練習できず 夜中に小さな音でこそっと練習しては
夫に怒られ、とにかく心がトゲトゲでいした。お金を払って来てくれる人がいるなら、楽しみではない、仕事だ、楽しんでもらわなくては、
と思っていた必死の私をかおさんががっちり支えてくれていました。
ファンもいない私のこと、お客さんを呼ぶのも大変。でもかおさんが自分のお友達や知り合いに沢山宣伝してくれました。
本番少し前、川崎さんが、どうしようもない理由から操作できなくなりました。
理由はどうしようもない事で、川崎さんもとても申し訳なさそうで、私は、できるだ
平気のふりをしました。とにかくピンチが続きました。
でも、かおさんが助けてくれて操作の人を連れてきてくれました。
いちかばちかのように思えた本番は 予想以上の反響がありました。影絵も大好評でした。
(この時、のちに、オトノクニの美術をしてくれるきくっぺに出会う事もできました。)
お友達や知り合いだけでない沢山の人が見に来てくれて
感動した!とはなしかけてくれました。自分がやったことでこんなに反響があったのは初めてでした。
数年のち、誰よりの理解者で感謝をささげる相手であった かおさんと、会わなかった時期が数年ありました。
矢が突き刺さったような心を凍らせて 過ごしました。自分のやったことなので 平気の顔で
過ごそうと思いました。誰に伝わらなくとも、リスクも自分が引き受けようと思いました。
結局そういうすべてが 自分にまた新しくできる事をもたらし、大きな意味では感謝できるようになりました。
その間、私生活でも大嵐があり、もうこれから自分は音楽できないかも、というほどの決断を
一度はしました。
そして、途中細かい事情はざざーっとはしょって、今回、平穏のなか、スノーマンを5年ぶりに上演できました。
不思議なことに、大体5年前とまわりにいる人がけっこう同じでした。子供達だけが大きくなっている感じ。
いつも一緒に演奏してきてくれた一葉さんと、前回、素晴らしい影絵を作ってくれた川崎さんも今回は、操作にも参加してくれて。
心から 愛する物語と音楽を上演しました。それに、今回は自主公演ではなく、依頼していただき、ちゃんとお仕事として
場所を与えてもらい、です。
場所代を払って、宣伝に宣伝を重ねて実現できた初演から 大きく変わっていました。
でもなにより嬉しかった、一緒に上演できた 川崎さん、いつもの息のあった、いちようさん、そして客席ではかおさんが
見守ってくれていたことでした。
おおきな宿題をひとつ、終えた気がしました。
意味は分からないけれど、ぐるーっといろんな事がまわって 宿題を終えたような、そんな長くて短い一日でした。