2006.11.16 Thu
ムラ・ハル

「ひとつ村上(春樹)さんでやってみるか」購入。ムラ・ハル読者の質問にムラ・ハルが答えるもの。この手の本は今までも何冊か出ていて、私の愛読書だ。ムラ・ハルの本を読み過ぎて、勝手に「尊敬できる伯父さん」のように心の中で位置づいているので、この本も、「なるほど、、、やはり年が上だと言う事がスッキリしている。。」など、感心しながら読了した。色んな分からない事やふと思った事、気軽に話せる自分が感服している50歳位の人がいたらいいなあ、と思う。そしてわりとフッと気が向いた時に訪ねていったりできたらいいのにな。誰がいいかというと、(50歳くらいじゃないけど)フジコへミングとか黒柳徹子とか松居一代さんなどに憧れる。話終わって素敵気分になるだろう。
その本の中で心に残ったのが、(ライターの男の人が、仕事の先行きなど、このままいけるのかなあ?という感じで迷っているという問いに)「文章が好きで始めたなら、文章が好き、で終わるしかない」というもの。そうだ!途中、色々知ったり見たりして、賢くなったような気になって色々策を練ったり、頭使ってみたりする事って、往々にしてある事だ。だけど、それは違う。物事をややこしくして、温度を失わせるだけの事なのだ。シンプルに、ストレートに。日々忘れないようにしよう。
「グレート・ギャツビー」の翻訳、早く出ないかな!!村上春樹はこの本の出だしを読むといつも「ああ、ギャツビー、可哀相!」と思うらしい。私は本で読んだ事はなく、宝塚の舞台で観ただけだ。(杜けあきのサヨナラ公演)。杜けあき、大好きだった。