2005.11.19 Sat

母が実家から、私が昔はいていた靴を何足かを持って来てくれた。倉庫にしまいこんでいたらしい。そのダンボールの中に、なぜか昔飼っていた文鳥のピピの水浴び容器がまぎれて入っていた。15年前の物なのに手の平に載せると、今も毎日使っている物のように感覚がよみがえった。ピピの鳥かごは、「置いてあるといつまでも悲しいから」と母に言われ捨てた。(ごみ捨て場にカゴを置いた時、ピピの体を捨てたような気がした)悲しみは15年の間に優しい思い出に変わっていったけど、水浴びの入れ物を見て、いっきに昔のままの気持ちが甦り、もういないのがつらかった。水浴びの入れ物を枕元に置いて寝た。この入れ物は一生大事に持っておこう。死んだ時、お棺の中に入れてもらうのも良い。