2006.12.18 Mon
猫朗の面影
引越しの片付け。冷蔵庫につけていた器具を取る。これは、猫朗ちゃんが元気で食欲バリバリだった頃、(私が大学を卒業して一人暮らしを始めた頃)猫なのに手で冷蔵庫を開けて、勝手に物を食べるので開かないように工夫して取り付けたもの。あの頃は、外から帰ってきたり、朝起きたりすると、雑魚や竹輪が散乱している事がしょっちゅうだった。
電子ピアノの下を掃除していると、アンモニア臭が。このあたりで猫朗は死んだので、苦しくて少しもらしたのかもしれない。
来週には猫朗と過ごしたこの家も出ていく。さみしい。時間はどんどん後ろへ流れていく。そしてもう触る事はできない。時間の中を、透明人間になって旅できたらいいのになと思う。そしたら、自分の思い出の時間の中に、じっと佇みたい。時々、夢で、似たような感触を味わう事はあるけど。