2007.02.04 Sun
美輪明宏音楽会
コンサートはチケットが取りにくくて、今回やっと聴きに行けたのだ。
前半は自作の歌。後半はシャンソン。まず登場して「皆様こんにちわ、江原啓之でございます」と始まり、今の政府は駄目だ、時代の流れが戦争に向かっている、という話が延々続き、「いつ歌うの?」と思っていたところ、ようやく1曲目、故郷長崎の事を歌った歌。この時は正直「ん?なんか下手なのかな。。。」と思った。
ところが2曲目、従軍慰安婦の事を歌った「万歳」という歌。この時の衝撃!私は3階席の後ろの方に座っていたのだけれど、なにか熱い玉が美輪さんから「ズドン!!」と打ち込まれたような感覚だった。名曲「ヨイトマケの唄」の時の「かあちゃん!」という叫びを聴いた時には、自分が「かあちゃん!」と叫んだのではないか?というくらいの共感があった。そしてアンコールでの「老女優は去り行く」での圧倒的な表現力・・・。たった3分ほどの曲の中に物語が圧縮されていた。燃え立つほど、ゾワッと総毛だった。本当に凄いと思った。なんというか、なにか塊りが自分に飛んでくるような衝撃があるのだ。この人は本物だと思った。
トークもいっぱいあった。弱い人に対する共感と、日本の軍人や政治家に対する怒り。テレビで見るよりも話し方は老人ぽく、つまったり、流暢でなかったり。そして、聞いているうちに大好きになってきた。「江原さんは本物よ」と言っていた。
そんなわけで最近は「オーラの泉」を熱心に見ています☆