2011.01.09 Sun
ノルウェイの森
映画「ノルウェイの森」を見てきました。
この小説は10年ほど前に読んでから、
もう200回は読み込んでいるので、
どの部分の文章を言われてもすぐに分かります。
テレビで見た松山ケンイチがなんだか村上春樹に似ている気がした
ので、あとどんなキャスティングなのか興味津々だったので見てきました。
(特に、ハツミさんってどんな人だろう?って常々思っていたので
ハツミさん役も楽しみでした)
大変に美しい映像、アンド、シリアスな内容なのですが、
私には笑撃の映画でした。とにかく、2時間ちょっとの間、
笑いをこらえるのに必死で。。(後半、ほとんどこらえられていなかった。。)
でも、まわり誰も笑っていませんでした。段々「私の感覚おかしい??」
と不安になってきましたが、エンドロールに「村上春樹」という
名前が出てきたら、心が落ち着き、「いや、私の感性は間違っていない。
これ、おかしかったやんなあ~~!」と思いました。
どれだけ村上春樹が好きかというと「村上春樹」という「字」を見ただけで
心が落ち着くくらいです。
会ってお話してみたいとかは全く思いませんが(小説を読む事でもう完結した
気持ち)いつか、短編の100パーセントの女の子、のお話のように
ある晴れた日曜日の朝、ふとすれ違って、一瞬目が合えばいいなあと
思います。
そんな私の妄想はさておき。。松山ケンイチの演技自体はすごく良くて
「ワタナベって、こんな人かも」って思いました。
「永沢さん」役の玉山鉄二が1番ピッタリに思いました。
レイコさんは!?直子は??!
とにかく、びっくりしました。。
小説や歌詞を読んで、腑に落ちない事を折りにふれ考え続けてしまいます。
ノルウェーの森の場合は、最後の台詞「僕はどこにいるのだろう」
の意味がわからず、10年読み込んでもまだ答えがありませんが
今日映画を見てもやっぱり分かりませんでした。