2006.01.31 Tue
さくらが咲いたよ
大学生の時、劇団の練習で使っていた曲だ。8年ぶりくらいに聴いてその頃の空気や一緒に過ごしていた人達があざやかに甦る。
この曲は、坂口安吾の「桜の花の満開の下」という小説に題材をとったものらしい。途中、不安定な感じの下降する3回のゼクエンツがあって、それがまさに、桜の花びらが散っていく様をスローモーションで「音写」したような感じで凄まじく美しい。
それにしても「桜の花の満開の下」という言葉の凄さといったらない。こんな短い言葉で、人をどこかへさらっていってしまう力を持っているのだから。天才ってやっぱり普通じゃない。