2006.10.13 Fri
眼を磨け!
アラーキーの「眼を磨け!」を読み中。質問形式みたいな構成で、中にひとつ面白い質問があった。「僕は荒木さんの写真が大好きです。でも世界には、荒木さんの写真の良さを味わっているどころではない貧困にあえぐ人達がいます。そういう人達と荒木さんの写真のかかわりをどう思いますか?」というような内容の質問。なんだかずれた質問。だけど、子供のように純真な質問。それに対しアラーキーは、「そこまで考えていたら気が疲れちゃうから考えていないあ。逃げてるのかな?でも、日本のいいおばちゃんの笑顔を撮る事で、気持ちだけでも助けになるかもしれないとは思うよ。あくまで気持ちだけだけどね」という感じの応答。質問、応答ともに、なんて素直、率直なんだろう。図書館で、「原色の街」と「猫町」という写真集も借りる事ができたので、今夜はそれを見よう。早く見たい。ソラ豆、寝てくれるかなあ~。
夕ご飯を作る間、ソラは泣き続ける。ヨタヨタと台所に入ってきて私の足にしがみつく。危ないので、リビングに戻す。また台所へ来て足にしがみつく、戻す。これを30回くらい繰り返しながら、やっと簡単なご飯ができる。泣き声を聞き続けるのは、消耗する。
旦那助が帰ってきたので、たちまち笑顔豆になった。