2014.06.13 Fri
がまんや!
3,4歳の小さい子にとって、3、4、5の指(中指、べに指、小指)を続けて動かすのは
難しいものです。
効率の良い練習とは勿論、苦手なところだけ取り出して何回も弾き、
スムーズになったら全体を弾く、というものです。
でも こういう練習をできるのは高学年になったあたりからでしょうね。
やっぱりみんな 最初から最後まで弾きたがります。
なので、レッスンの時に一緒に 「ここからここまでだけ、弾きましょう」と楽譜に問題箇所をマジックで囲んで
おはじきを並べながら、(練習した回数、成果を目で感じられるように)練習します。
時間にしてほんの1,2分なのですが 生徒さんには 忍耐の時間です^^
年中さんのYちゃんは、その練習中に 大きな声で「がまんや!」とさけびました。
自分に言い聞かせているのです。「ああ、難しい、いやや」と思ったのでしょう。
でもそこで 大きな声で前向きに「がまんや!」と自分にピシっと言ってのけたYちゃんは
小さな可愛い女の子ですが、とても凛々しく見えました。
Yちゃんが自分を律する姿に感激しました。(&可愛くて 笑ってしまいました^^)
「(幼稚園の)ピアニカもな、がまんやねん!」と言っていました。
そうか、Yちゃんはそうやって 色んなことに前向きに取り組んでいるんだなと思いました。
人から強制されるがまんは つまらないけど 自分の取り組みの為のがまんは 美しい。
私は今日の午前中、一人で曲を作っていました。「ここまでは、まとめよう」と決めていたのに
途中から疲れてきました。「また今度にするか・・。」そう思った時、Yちゃんの
「がまんや!」という声が頭に響いて 気持ちが引き締まりました。
予定していたところまでまとめて、清々しく家に帰りました。