2016.02.11 Thu
才気溢るる
今日は才気溢るる2人の話。
年長さんのYちゃん。レッスンの終わりごろ、ふと
「あんな、ジングルベル弾いてた時(12月頃)な、今 考えたら指カチカチやった。
それで 今はな、指 やわらかいねん」と言うのです。
そうなん!私もね、そのレッスンの時、Yちゃんの演奏がとっても力強くてなめらかだなと思っていたのです。
「なんでやろう?よく練習したんかな?」
と聞くと「時々ちょっと弾いてたかな」との事。
きっと 体の成長、そして、今までの練習が実を結んだんだね☆彡
「前はカチカチだったのに、今はやわらかいねん」っていうその感覚、あれ、前と変わってるぞ、上手になってるぞ、という
感覚。分かる!(^^)! とても嬉しいです。
Yちゃんはもうすぐ1年生。そして出会ったのはまだ 年少さんにもなっていない頃・・。
小さく可愛い姿に似合って お指もとっても細く小さかったなあ。最初の1年くらいは ドレミファソ、を全部人差し指で弾いていたかな。
まだ、指がバラバラに動かなかったんですね。小さな小さなYちゃんだったはずなのに、私の心の中では最初から とても賢くしっかりした
今のYちゃんとずっと同じ姿に見えています。きっと人は、何歳でも芯の部分は変わらないんですね。
Yちゃんなら、どんな事でもできるだろうと思います。
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年長さんのJ君
まだ教えていない曲まで弾いてきていたので「すごいね、どんどん進むね!」と言うと
「だって 前に進もうっていう気持ちがあるから!」と言うのです。
はっきり言い切るその姿はなんとカッコイイのでしょう!☆彡
J君は優秀です。
頭の回転が速く、理解力が優れていて、記憶力も良くて。
なんて飲み込みが速いんだろう、と感嘆する時があります。
演奏も生き生きしています。
でも、時々 最後まで説明を聞いてくれません。きっと「分かった!できる!やる!」っていう気持ちが先にたって
途中までしか聞かずに弾いてしまうんですね。そして同じところを間違えてしまう。これは良くないなと思い
このあいだは 少し厳しく注意しました。
注意や叱る、っていうのは私にはとても難しくて 後から「くどかったか・・」「否定的でなかったか・・」と
自分の言った事を反芻するのですが、同時に「どんな事も自分の内面に見合った事しかできないのだ」とも思います。
上手に注意、というのはきっと 表面的な事なのでしょう。
さてJ君。その次のレッスン。いつもどおり元気いっぱいやって来てくれました。良かった。
そして すごーく良くお話しを聞いてくれました。
J君に「お話しを聞くように気を付けてたの?」と聞くと そう、とのこと。
私は感動しました。こんな小さな子が1週間前に注意された事を忘れず、素直に受け入れて実行している。
なんて立派な態度なんだろう。ここにJ君の明るさ、爽やかさがあらわれています。
そして 自分はそうできているのか?など考えさせられました。