2017.08.04 Fri
魚の世界
年長さんのS君。お母さんがレッスンをしている間にこんな素敵な絵を描いていましたよ。
色とりどりで、とてもきれいです。下の紙に、
お魚が泳ぐように 青と水色の水槽も描いていました。
また 別の日には何かの冊子に載っていたお魚の絵を切り抜いて、別の紙に描いた水面に張り付ける、というアイディアや・・
沢山の種類の色とりどりのお魚、そして、私が特に気に入ったのは
青と赤の金魚達。
しっぽがハ‐トっぽいのも可愛いです。
絵を描いたり、紙を切り抜いたりしている時のS君は 静かに集中しています。
その時間がS君にとって心地よい物である事が伝わってきます。
ピアノの楽譜の絵を見て、いろんな事を話してくれます
S君にとって、絵の中のものは生きているようで、それぞれにスト‐リ‐があります。
想像力で満ちています。
ところが、ピアノを弾きましょう、となると 突然の曇り空のように 顔が暗くなったりします。
そんな時、ちょっと 気の毒に思ったり、ちょっとおかしくなったりします。
レッスンをはじめた時は年少さんで、まっすぐピアノの椅子に座ったり じっと座っていたり
お話しを聞いていたりするのが難しかったです。
年長さんになった 今、顔が曇る事はあるものの、ワ‐クブックを自分でよく考えて書く事もでき、しっかり座って
両手で音符を読みながら弾けるようになりました。
それは お話しを聞いてくれたり、自分からやろう、という気持ちが出てきたからだと思います。
当たり前の成長かもしれないけれど、すごいなあ、えらいなあ、と感激します。
まだ、ピアノ楽しい、とは思ってないかもしれないけれど、S君の中にある豊かな想像力の世界が
いつかピアノの音にも溶け出す日を 楽しみにしています。