2010.03.07 Sun
すごい人
旦那助もソラもまだ寝ている優雅な日曜日の朝。「ゆっくりパソコン読むぞい」とヤフーニュ
ースを見ていたら、「桃色ジャンヌダルク」というドキュメンタリー映画の記事が気になり
ました。主人公は「増山麗奈さん」という女性。性とエロスを武器に戦っているそうです。
色々アート活動のほかに、ピンクのビキニを着て、イラク戦争反対でイラクに乗り込んだり、
原発反対で六ヶ所村に乗り込んだり。
または、母乳飛ばしパフォーマンスを行ったり。今度コドモが生まれたら、温暖化が叫ばれる
ヒマラヤなどに行ってやりたいそう。
そんな、文だけ読んだら、ぶっ飛んだような増山さんは、2児の母。
映画の予告編を見ると、普通に自転車で2人の幼児を幼稚園に送り迎えしていました。
その時は本当に普通のお母さんの姿。コドモさんと寝ている時の顔も、優しいお母さんの顔。
1人の時にぶっとんでる人、芸大の時とかにぶっとんでる人、って時にいても
お母さんになってこんなにぶっとんでる人っているのかなあ~。すっごいな、この人!!
しかも日本で。。芸能人でもないのに。。(多分)芸能人だったら、ヘンでも、そういう
人達、っていう枠で、まだ守られているような所もあるのかもしれないけれど、
普通のお母さんが、こんな事するとは、こりゃすごい。作る物ではなく、生き方が
アートで。すごいな。とても気になります。
以下、転載。
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普段は映画編集者として知られる鵜飼監督だが、増山の映像を撮ろうと思ったきっかけは、芝浦のクラブイベントでの母乳パフォーマンスだったという。「母乳が飛び散るのを男性客がよけているんですが、その隅に(増山の)お子さんが見ているという。その不思議な光景にびっくりしました」と映画が生まれたきっかけを明かした。増山も「多いときは2メートルくらい飛んでましたよ(笑)。わたしの作品は出産や命がテーマになっているんです。次の子どもが生まれたら、地球温暖化で自然が失われている南極やヒマラヤ山脈で母乳パフォーマンスをしたいですね」と今後の野望を口にしていた。
芸術活動としても個性的な増山だが、桃色ゲリラと称するグループを結成して行う抗議活動もユニークだ。イラク戦争反対を表明するためにイラクに訪問したり、青森県六ケ所村に乗り込んでの原発反対運動など、ピンクのビキニ姿で、アポなしで施設に突入していくさまは、往年の人気番組「進め!電波少年」を見ているようにスリリングだ。そんなエネルギッシュな彼女の原動力の原点には反逆心があると切り出すと、「女性たちは精神的に抑圧され、陵辱されてきました。美術界は女性蔑視(べっし)が根強いんです。わたしはそういう風潮に戦いを挑みたいんです」と力強く語る増山だった。